西川材は埼玉県産の優良木材として首都圏を中心に使用されています。丁寧な育林作業によって優良な材が生産されています。

飯能市は、埼玉県の南西部に位置し、東京都から50㎞圏内で近年において林業と織物業が発展しました。

江戸時代には、特に良質な木材である「西川材」は、筏によって入間川から荒川を流路として江戸に向けて大量に送られ地場産業の礎となりました。

近年に入り、首都圏に最も近い林業地を背景に木材産業は繁栄し、明治22年には、入間川、成木川筋の材木商人によって「埼玉県西川材木商組合」が設立され、大正4年に武蔵野鉄道(現在の西武池袋線)が開通し、駅前には多くの材木商が軒を並べ活況を呈していました。

この状況下の中、昭和4年に素材生産業者として始めた大河原木材は、昭和25年に製材業へ進出し、現在まで「西川材」を中心に東京都多摩産材及び近県材を製材製品化しています。

木材流通の変貌が著しい今日、地域性を考慮し、品質を重視した少量多品種に対応することに加え、お客様と互いに「顔が見える関係」であることを営業方針として、今後の地場産業発展に貢献して行きたいと考えます。